イントロダクション

2010年。本年唯一の新作本公演「ブードゥー」

3年ぶりとなる下北沢での公演となる本作「ブードゥー」は、
林灰二脚本作品としては珍しく、病院のとある入院病棟の病室というワンシュチュエーションの中で巧みなプロットが展開されるミステリースリラー作品です。
観客にとって、本作は一見、日常的な風景の中で心地よい時間が展開されている様に思いきや、いつの間にか主人公である入院患者は徐々に謎の迷宮にハマり、何を信じたら良いのか解らなっていきます。
不安と疑問を抱える人間の深層心理を描写し、派手なアクションやスプラッターとは異なる恐怖感が描かれる本作は、今まで、現代社会で生きにくい人間のリアルを描き続けてきた作者の、現代社会に対する大きな謎掛けとも捉えらます。
日常が恐怖に変わるその瞬間を、是非確認してもらいたいと思います。